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第一展示エリア:体験型展示
プラットフォーム—縦貫鉄道の旅
1908年3月、縦貫鉄道で一番長いトンネル—台中后里の「九号隧道」が貫通し、4月20日に南北の鉄道がつながりました。10年近い歳月を費やした台湾縦貫鉄道が、ついに全線開通したのです!10月24日には台中公園で「縦貫鉄道全線開通記念式典」が行われました。
朝6時に台北を出発した列車は、夜8時前に高雄に到着しました。現在からすると14時間もの長旅ではありますが、各方面で台湾に大革命をもたらしたのです!当時の人々は、南北を往来する列車の車窓から初めて「台湾」をみつめ、「台湾人」というアイデンティティをはぐくんでいきました。地理的にだけでなく、政治的文化的にも、台湾を新し境地へと導いていったのです。
列車風景ー録画装置
芸術家 林子荃(1989年生まれ)
本作品は時間の流れをおさめ、映画フィルムの連続記録のように高速でスクロールすることによって、動きのある映像を表示します。創作者は自らの旅の経験に基づき、移動ルートと景観ソートを固定して、自然景観の河流、山林の土の変化を織り交ぜ、映像をモニターに通し、景色を列車の窓に映し出します。それはまるで人生における記憶と夢を表象し、新たな方法で人間の個性が観察できることを表現しています。