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第一展示エリア:体験型展示
始発駅—打狗駅
1895年、台湾は正式に日本の植民地になりました。台湾全島を統治するために、南北の往来に資する縦断鉄道を建設することが重要な課題となりました。
1899年、南北の両端で同時に着工され、翌1900年に、まず南部の第一区間:打狗→台南間が開通しました。当時、打狗山(現在の南寿山)のふもとで、台湾初の縦貫鉄道の開業式典が行われ、「臨時打狗停車場」(現在の鼓山一路87巷付近)も落成し、運用を開始しました。
最南端の駅
1908年、西部縦貫鉄道の全線開通に合わせ、「打狗停車場」は現在の旧打狗駅故事館の場所に移転し、「打狗駅」と改称されました。この哈瑪星の打狗駅は、1941年に新しい駅(現在の三民区にある高雄駅)ができるまで、縦貫鉄道最南端の駅として大きな責務を果たしてきました。その意義の重要さは言うまでもありません。
駅前のヤシ並木は、日本人が南国らしい風情を出そうと意図して植えたもので、打狗駅の象徴となりました。(高雄市立歴史博物館蔵)