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第二展示エリア:名場面
Zone3 集集線と水力発電
台南西南部は製糖業発展の重要地区である。台糖虎尾製糖工場は現在もサトウキビ列車の営業運転が行われている製糖工場である。ここでは、サトウキビ畑での機械による刈り取りや製糖工場の人文景観に加えて、台湾高速鐵道の列車と、糖業鉄道をゆっくりと進むサトウキビ列車が立体交差する名場面を見ることができる。
集集線は、「台湾電力株式会社」が日月潭の水利工事のための材料を運送するために建設した、縦貫線二水駅から車埕駅に至る路線であり、台湾にわずかに現存する旅客支線の一つである。1921年末に開通し、1927年4月、373万9千円で台湾総督府に買収され、鉄道部管轄下の支線となった。集集線は、濁水渓に沿い、バナナ畑の間を往復する支線であり、「緑のトンネル」がその特色である。また、台鉄における現行の旅客支線のうち、営業距離および運行時間の最も長い路線である。