模型の新しい展示スタイルを追求するため、ヨーロッパやアメリカ等各国の鉄道模型博物館を参考にしました。模型それぞれの個性を活かした展示方法や、お客様の見る視点などを考慮してデザインしました。例えば、ドイツの代表的な鉄道博物館ミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)は、今までのミニチュアに対する常識を覆し、実際の位置関係にあわせて町を再現しました。見る側が楽しめるよう伝統的な島型模型台の概念を捨て、盆地のように凹み型や島型を開発しました。同時に、朝晩や夕日を再現するような照明を取り入れ、様々なシチュエーションを表現できるような設備が整えてあります。虚構と現実の世界の区別がつかない程リアリティの溢れる傑作です。